「掛捨て型」と「積立て型」の保険料負担比較

がん保険は、個人向け商品のような「掛捨て型」でも法人契約することは可能です。
当サイトで説明する法人がん保険とは、法人で契約しているがん保険という広い捉え方ではなく、「法人契約の積立て型のがん保険」を指しています。

「積立て型」のがん保険は支払う保険料が割高になるため、純粋に保障目的で検討されている場合は「掛捨て型」が選ばれるケースもあるようです。
しかし「積立て型」は解約するとお金が戻ってくるため、その点まで含めて効果を検証した場合、果たしてどちらの保険料負担が大きいのでしょうか。

「掛捨て型」は個人向けにウェートを置いて作られているので、「積立て型」の法人がん保険に比べて加入限度枠が低めに設定されています。
そのため、それぞれ日額2円という条件で検証してみます。

40歳男性/日額2円/年払/終身払い

保障内容/保険会社 保険会社A
(掛捨て型)
保険会社B
(積立て型)
がん入院日額 2万円 2万円
がん診断給付金 200万円 400万円
がん手術給付金 20・40・80万円 40万円
がん通院給付金日額 1万円 なし
がん死亡保険金 なし 2,000万円
年払保険料 122,790円 1,256,880円

保障内容と給付金にはバラつきがありますが、ここでは将来解約した場合の比較について検証します。

退職時期を20年後(60歳)として解約した場合

・「掛捨て型」の支払保険料の総額
122,790円 × 20年 = 2,455,800円

・「積立て型」の支払保険料の総額
1,256,880円 × 20年 = 25,137,600円

上表には記載されていませんが、20年後の「積立て型」の解約返戻金は23,126,060円あるため、解約した場合のロスは
25,137,600円 - 23,126,060円 = 2,011,540円
となります。

「掛捨て型」は解約しても解約返戻金がありませんので、「積立て型」の保険料負担のほうが444,260円軽かった計算になります。

同じ要領で25年後(65歳)に解約した場合も検証します。

・「掛捨て型」の支払保険料の総額
122,790円 × 25年 = 3,069,750円 … ①

・「積立て型」の支払保険料の総額
1,256,880円 × 25年 = 31,422,000円

・「積立て型」の25年後の解約返戻金
29,491,080円

・解約した場合のロス
31,422,000円 - 29,491,080円 = 1,930,920円 … ②

・「掛捨て型」と「積立て型」の負担額の差
① - ② = 1,138,830円

以上のように、解約まで視野に入れて検証すると「積立て型」のほうが支払う金額が少なくなります。
ただし、保険商品や被保険者の年齢・性別によって設計内容は異なります。
また、上記は単純に支出した金額だけの検証なので、法人税の軽減効果(「掛捨て型」と「積立て型」では損金区分が異なります)までは検証に含まれておりません。

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